常磐自動車道から見えたもの

お盆休みに夫の故郷、福島県の新地町へ行ってきました。
自宅からは車で常磐自動車道を利用します。
常磐自動車道は一部帰宅困難区域を通っていますが、2015年3月から全線通れるようになりました。
南相馬から広野まで、放射線量の表示が続いています。

常磐自動車道から見えたもの

除染で取り除かれた土と思われる黒い山が荒れた田畑のなかに点在していました。
この景色が田んぼや畑の風景に戻るのに何年かかるのでしょうか。
 
常磐自動車道から見えたもの

 

原発事故後避難区域となり、田畑は草が伸びたまま、家々の窓はカーテンが閉められ、
人の気配のまったくない町となっていた飯館村を5年前に見た時の衝撃を思い出しました。
何も考えずに福島の原発で作られた電気を使っていた自分に責任の一端を感ぜずにはいられませんでした。

事故から6年が経過し、事故の記憶が薄れていく中で「脱・原発」のために自分が何をすべきか、
考えて行動しなければと改めて思う日となりました。