小寒・水泉動
札幌市にある「聖ミカエル協会」(1960年竣工)を訪ねてきました。
設計はアントニン・レーモンド。
日本建築に大きな影響を受けた人であり、日本人建築家に大きな影響を与えた人でもあります。
室内はレーモンドスタイルと呼ばれる丸太梁を架けた小屋組を見せたデザイン。
和紙を貼ったガラス窓は、ノエミ夫人がデザインしたステンドグラス。
雪の白さと和紙の白さが重なり、自然(雪が積もる風景)と建物が一体になっていました。
中に入ると、白さから一転、木の温もりに包まれた、力強い空間が広がっていました。
体感からだけではなく、視覚で感じる暖かさもあります。
暖房の切られていた教会は、寒くても心温まる印象でした。