神楽坂をテーマにした『ふだん遣いの神楽坂』（京阪神エルマガジン社）というムックに、「コハルアン」の記事がある。そこで、店主のはるやまひろたかさんは、こんな話をしている。「ハタチの人が70歳になっても飽きずに使えるような、愛着や情が移るモノを選びたいと思っています」。
そのはるやまさんに川島いずみさんの鉢とそば猪口をおすすめしていただきました。

「川島いずみさんの作品を扱うきっかけは10年ほど前、旧知のギャラリーのオーナーに紹介していただいたのがお付き合いのはじまり。中国・宋の時代に栄えた磁州窯の装飾技法・掻き落としを使った作品の迫力に惹かれました。今回おすすめした作品は、モチーフに用いられている牡丹の花は百花の王。磁州窯でもよく見られる吉祥の絵柄ですが、黄色がかった釉薬を掛けることで、東洋的な華やかさの中に日本人好みの渋さも同時に感じさせてくれる作品に仕上げています。鉢は煮物やサラダを盛りたくなりますし、ちょっと大ぶりのそば猪口はスープやデザートにも使えそう。とても使い勝手のよい器だと思います。」

今月は川島いずみさんの鉢を1名さま、そば猪口2つをセットに1名さま、計2名さまにプレゼントいたします。中国やタイの古陶磁に着想を得たエキゾチックで華やかな雰囲気の器、日常の食卓を少しだけ特別な気分にさせてくれるかもしませんね。