群馬の山々に囲まれた原風景を残す土地で、いろいろなハンドメイドのガラス制作を三人で行う六箇山工房Lokka glass。

今回ご紹介いただいたのは冬の情景が描き込まれたガラスのオーナメント。六箇山工房Lokka glass主宰の小野口カナメさんにお話を伺いました。

「絵柄は少しずつ形のバランスの異なる出来上がったガラスを、しばらく眺めて思いつく手がかりを探ります。おぼろげに景色が浮かんできたら、デッサンを一気に思いつくまま完成させて、下書きなしでガラスへカーヴィングします。ハンドリューターを使い、刃先の角度や筆圧を工夫して、出来るだけ手で紙に書くような雰囲気が少しでも出るよう書き上げます。トナカイは北国グリーンランドのシンボル的な動物の一つです。群れで生きるのが本来ですが、凍てつくオーロラの舞う夜空の下で、サンタクロースの使いとしてではなく、独りでも強く生きていく純粋で清らかな存在として描きたかったのです。もう一つは、氷点下に近い夜空で、星空からキラキラと凍った水粒が踊りながら落ちてくる瞬間に、自分が立っているのを想いました。ここにも遠くの雪原に佇むトナカイがいます。」

今月は六箇山工房 Lokka glass オーナメント2点をセットにして3名さまにプレゼントいたします。お話の中の静かな情景が目の前に広がるような「空と大地」を描いたオーナメントで今年のクリスマスをお楽しみください。

サイズ

絵柄のあるドロップ型:高さ105mm　最大直径75mm
色の丸型:直径70mm

※写真の絵柄はイメージです。一つひとつ手づくりのため、絵柄はそれぞれ異なりますのでご了承ください。