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11月19日(土) ~

11月21日(月)

村田森 務安への想い展

カイカイキキ 村田森 務安への想い展

「となりの村田」では11月19日(土)から、「村田森 務安への想い展」を開催致します。
村田森は1970年に京都で生まれ、京都精華大学で陶芸を学びました。
2003年に京都の雲ヶ畑に築窯し、日本各地で個展を開いてきました。
2016年よりその活動を止めて、納得のいく作陶のみに集中する体制に変えました。
その第一弾として、粉引などの土を使った陶芸作品のルーツを辿る為に韓国全羅南道「務安」にて築窯しました。
2020年には、京都の岡崎に「となりの村田」をオープン。
製作から発表、販売までを作家本人が管理監督する形式を完成させました。
(蛇足では有りますが、村田が2019年に発癌、闘病が始まり、2020年の春にその治療の終了と共に店をはじめましたが、タイミング的にはパンデミックが始まっており、お店の運営は不定期かつ限定的な形になっています)

今回のテーマである韓国南西部「務安」は、村田森が2013年にも3週間滞在して制作を行った場所であり、釡山から車で約6~7時間のところに位置します。
村田が敬愛する陶芸作家の一人である川喜北半泥子が昔窯を持ち、現地の土を使って作陶していた場所であり、村田もいつか訪れたいと願っていたと言います。
当時現地では、奇跡的に出会った陶芸家・キム・ドゥソクさんの全面的な協力のもとキム氏の工房を間借り、寝泊まりし、慣れぬ地での土探しから粘土を作り制作し、窯焚きを行い、作品を完成させました。
日本の焼き物の祖ともなる韓国の土を使用して制作を行い、完成した作品はおよそ300点以上。
そこで制作した作品は、同2013年村田が43歳の時に開催された東京のKaikai Kiki Galleryでの展覧会
「高麗への想い。務安からの始まり」にて発表。
多くの陶芸ファンに熱く迎え入れられました。

今回の展覧会では、その時に発表しなかった作品と共に京都市内北部にある工房、村田製陶所で「務安」への想いを軸とした新作も発表します。
「務安」の土の特性から取り組みづらかった形状の器や、焼き上がった完成作品を日本に持ち帰ることを考えてなかなか作れなかった大物の作品など、当時の3週間の滞在制作から9年越しで、新しい作品が完成いたします。
務安での日々を想いながら制作された作品群が並びます。
作家本人も在廊予定ですので、ぜひ足をお運びください。

日 時2022年11月19日(金)~11月21日(日)12:00〜18:00
場 所となりの村田 京都府京都市左京区岡崎南御所町18-11
H Phttp://gallery-kaikaikiki.com/
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