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真木テキスタイルスタジオ展「Ganga裂」 6月13日(土)~7月5日(日)

真木テキスタイルスタジオ展「Ganga裂」

 

思えば、2018年に開催したgallery yamahonでの展示会初日の夜。山本さんとお話した時に「真木さん、そろそろ大きな作品をつくったらどうですか?自由に思い切りつくって大きく展示するだけのはどうですか?」と山本さんが言ってくれたことをよく覚えています。その時にちょうど私も自分の中で用途にこだわらずに自由に表現することも楽しそう、と思い始めていたころだったので山本さんの言葉が響きました。まだその時はミラノのギャラリー以外日本のギャラリーの方々からはそういった話はなくて、やまほんで展示することを考えたら、そのときすごくワクワクしたことを覚えています。

まもなく私はインドのヒマラヤの麓、Ganga Maki にもどって好き勝手な織物づくりをはじめました。普段は使う為に作っているため、糸がすべったらよくないとか、隙間があったらだめとか、経糸と緯糸のバランスをとるなどわりとまじめに織物作りをしますがそういったことから離れてとにかく心がむくまま、美しい、と思うものをつくる…。そうしているうちに、同じ織物づくりの工程の中でまだ未完成なところや、意図せずに起こった表情、そして糸そのものの美しさ、などなどに面白さを次々に見つけはじめました。そして気がつくと中でも素材の力を感じる糸を無意識的に手にとっていました。

今回は繭からの手ずり出し糸が中心になりました。この「ずり出し絹糸」は一切道具を使わずにただ繭から手で繊維を引っ張って束ね、軽く撚りをかけるだけの糸づくり。私が知っているなかでも一番自然に近い風合い、本来の素材のもつ力強さ、美しさがそのまま糸になります。太さも自由自在、極細から極太まで好きなようにつくれます。今回はだいたい200粒くらいの繭からずり出した糸極太の糸を経糸(タテイト)に見えないくらい細い絹糸を緯糸(ヨコイト)にして二重織りにしたHawa(ハウワ:ヒンドゥ語で風)のシリーズをgallery yamahonのスペースで展示したいと思います。日本では初公開です。また真木テキスタイルスタジオの2020年の初夏の新作、衣やストール、布、インテリアの布なども充実いたします。

真木千秋より

 

【日 時】

2020年6月13日(土)~7月5日(日)
11:00~17:30
※休み 火曜日
※作家在廊日 6/13(土)

 

【場 所】

ギャラリーやまほん
三重県伊賀市丸柱1650

 

■オンライン展覧会同時開催

実店舗での販売のほか、午後9時より[yamahon online store]でオンライン展覧会を開催いたします。まだまだ油断ができない時期ですので、どうぞオンラインショップをご利用ください。

 

– 真木千秋 CHIAKI MAKI –

1979 武蔵野美術短期大学にてデザインテキスタイルを学ぶ。
2004 アメリカ・ロードアイランド造形大学にてテキスタイルを学ぶ。BFA(芸術博士号)取得。
1983 中南米、東欧、アジア諸国を訪れ、染織を見て歩く。
1985 ニューヨークにてフリーランス、テキスタイルデザインを手がける
1989 インドにて創作活動をはじめる。
1990 東京・あきる野に真木テキスタイルスタジオを設ける。
1994 セントルイス美術館、ミネアポリス美術館に作品所蔵。
1996〜 10年間南青山にて真木テキスタイルスタジオショップを運営
2000 MOMAニューヨーク近代美術館Contemporay Japanese Textilesに出展
2006 あきる野市、竹林shopオープン
2009 北インド、デラドンにganga工房を立ち上げる。
2012 スタジオ・ムンバイのビジョイジェイン氏設計の新工房建設プロジェクト始動
2017 Ganga Maki Textile Studio が完成
新工房では半農半工を目指す人々とともに植物染料や繊維等の有用植物を育て、素材作りから、紡ぎ、染め、織り、仕上がりまでの布づくりをしている
2019 ミラノ、Art Galley ASSAB ONEにてChiaki Maki 「The Alchemy of Weaving」織りの錬金術 開催
2011年 2014年 2016年 2018年 2020年にgallery yamahonにて展覧会を開催
2014年 2015年 2017年にうつわ京都やまほんにて展覧会を開催

 
 

 

 

住宅雑誌「チルチンびと」

1997年の創刊以来、環境・風土と共生する木の家づくりと
暮らしの知恵を取り上げ続けてきた『チルチンびと』は、
読者の皆さんの思いに真摯に応えるために季刊へと変更し、
いっそう充実した誌面づくりに取り組んでいます。

*誌名「チルチンびと」について*

アメリカ・アリゾナ州に居留するナバホ族の地名からもらった。
“チルチン”とは、食用や薬用に
なる小さな赤い実をつける植物、
“ビ” は接続詞、
“ト” は水を意味する。
大地の恵みと天の恵みをつなげたこの地名は、
ナバホの人びとのゆるぎない暮らしぶりを語ってやまない。

 

チルチンびと広場

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