蚊帳生地ふきん
奈良では、鎌倉時代に麻織物(奈良晒)、江戸時代に綿織物(大和木綿・大和絣)、この二つの織物技法を融合させ、改良を重ねて蚊帳生地の織物を地場産業として大きく発展させてきました。生活様式が変わり、蚊帳は役立つ場を失いつつありますが、この蚊帳生地を裁断する際に出来るハギレからふきんを制作したところ大変重宝され、あまりに好評なので製品化したものがこちらの「白雪ふきん」。
厳選した蚊帳生地を八枚重ねにし、ミシン掛けして一枚一枚手づくりで製造しています。薄織物なので鹿児島産サツマ芋澱粉糊で糊張りがしてあり、使用前はぱりっとした清潔感に溢れる感触。これを熱めの湯で、しっかりもみ洗いして糊を落としてから使います。使うほどに柔らかくなるので、メイクの拭き取りや赤ちゃんの肌ふきにも最適。吸水性に優れていて、汚れを素早く吸い取り、さっと洗い流すだけで簡単に汚れが落ち、また白さが持続するのも特徴です。
現在は、奈良東大寺大仏様の年に一度(8月7日)のお身拭いに、毎年献納しているそう。先人達が残した織物の技術と伝統が、鮮やかに蘇りました。
白雪ふきん(2枚入り) 473円(税込)
白雪ふきん麻入り(2枚入り)630円(税込)
白雪友禅ふきん 鹿(ずんだ色・2013年限定色) 368円(税込)
白雪ふきん
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営業: 10:00~17:00 日・祝日休(土曜日不定休)
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