棕櫚(しゅろ)たわし
その昔、棕櫚は紀州(和歌山)の重要な産物でした。時代とともに安い輸入品の棕櫚やパームヤシなどの代替品にとって代わられ、需要は極端に減少していき、手入れされた棕櫚山が少なくなり、現在は採取する職人も数えるほどしか残っていません。失われゆく紀州産の棕櫚を取り戻そうと、高田耕造商店では棕櫚のやさしさを「伝える」「残す」「育てる」ため、安全で上質な素材選び、自然による摩耗、消費以外の修理・交換の永久保証、何十年も放置され荒れ果ててしまった棕櫚山の再生、たわし巻き体験ワークショップなどさまざまな活動をしています。
繊維が均一でしなやかな紀州野上谷産の棕櫚は、山の管理から製造まで全て地元で行なうため、農薬や消毒薬といった化学薬品等は一切使用していません。そんな純国産の棕櫚たわしの良さを最大限に発揮できるのが、貴重な棕櫚皮をふんだんに使い、細部にまで職人のこだわりがゆきとどいたボディブラシ。肌に直接紀州産の棕櫚のやさしさを感じることができます。持ち手は和歌山県橋本市の竹柄職人が厳選した竹根の柄を、磨きから穴あけ、曲げ、上塗りまでひとりの職人が手作業で作っています。機械には真似できない、まさに職人たちの匠の技の結晶です。
紀州野上谷産やらこい棕櫚たわし (価格未定)
高田耕造商店
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営業:9:00~17:00 土,日,祝祭日休
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