あばれ龍

山葡萄の紫の雲がたなびく錦玉羹。真っ白な軽羹に龍の焼印。2024年の辰年の菓子「紫雲龍」。の菓子カレンダーをめくると…

2024年の辰年の菓子「紫雲龍

待っていたのは未曾有の「令和6年能登半島地震」

令和6年能登半島地震

上京した実家のテレビの中に、昨日まで居た自宅の周辺の街や海が大きく揺れ、家屋が倒壊し、津波の恐怖に包まれる様子を固唾をのんで見つめていた。

翌日、集落の友人が自宅の様子を見に行ってくれた。

出かける前に飾ってあった菓子木型や鏡餅は床にひっくり返っていた。

出かける前に飾ってあった菓子木型や鏡餅は床にひっくり返っていた。

factoryは無惨に機械や道具が落下して散乱している。

いつもお饅頭を丸めたり、どら焼きを焼いたりしているfactoryは無惨に機械や道具が落下して散乱している。

factoryは無惨に機械や道具が落下して散乱している。

能登空港は滑走路に亀裂が入りひと月程運行の目処がたたない。明日、新幹線で富山からレンタカーで能登半島を目指す。途中土砂崩れや分断された道はどれだけ困難かわからないけれど…

「いまより のち 吉」「おもいが かのう」と辻占

地図を見ていてふと能登半島を龍の顔に見立てて南から北へ抜けるルートを「昇龍道」とも呼ばれるのを思い出した。振り落とされないように荒ぶる龍の背にのっていく。 でもきっと大丈夫。「いまより のち 吉」「おもいが かのう」と辻占がお札のように見えるから。