プラン1:ハーフユニットバス+板張り

浴室づくりのポイントでも触れたように、浴室の防水は完璧なものでなければなりません。この点で、ユニットバスは最も簡便で安心ですが、オールインワンタイプのユニットバス(いわゆるシステムバス)では、少々味気ないと感じる人もいるでしょう。

そんな人に提案したいのが、ハーフユニットバスです。ハーフユニットバスは、床から浴槽までが一体成型されたもので、それより上の部分は自由にデザインすることができます。浴槽から上の壁や天井を檜やヒバなどお好みの木材で仕上げれば、ぐっと雰囲気のよい浴室になるでしょう。防水面でも安心なので、2階に浴室を設ける場合にもおすすめです。

プラン1:ハーフユニットバス+板張り

 

プラン2:十和田石+板張りに、高野槙の湯船

木のお風呂で温泉気分を味わいたい、という方におすすめしたい施工プランです。まずは、浴室部分の基礎を腰まで立ち上げて防水性を確保。床と腰までの立ち上がり部分には十和田石を張ります。お湯をかけると暖まりやすい十和田石は冬でも心地よく、やわらかな足ざわりが楽しめます。また、水がしみ込む石質なので、表面が水浸しのままになることがありません。壁や天井は杉の赤味材(丈夫で水にも強い)で仕上げています。

湯船には、水に強いとされる高野槙の浴槽を選んでいます。年に2回ほど自然塗料メーカーのオイルを塗って拭き取る手入れをすれば、水あかなどがつきにくくなり、普段の手入れは水でサッと流す程度で済みます。

プラン2:十和田石+板張りに、高野槙の湯船