土間のある家

土間からダイニングとキッチンを見る。畳の小上がりはくつろぎのスペース。ダイニングテーブルはもとの家の古材を利用して制作した。キッチン横の出入り口は、畑や裏山へ続く道に通じている。

古くから、日本の民家に多く取り入れられてきた土間。
現在では、格好よく、そして使いやすく進化して、
モダンな住まいを彩る要素のひとつになりました。
薪ストーブの似合う第2のリビングとして、
自慢の自転車を飾る機能的なギャラリーとして。
様相は住まう人びとの個性そのままに、様ざまと色を変えます。
自由に変化を遂げた、現代の「土間のある家」をご覧ください。

 
土間も床もあたたか、全館暖房の家

土間も床もあたたか、全館暖房の家

ひんやり冷たい冬の土間。O邸を訪れると、そんなイメージが一変した。土間そのものを温める暖房方式によって、寒冷地でも1年中快適に土間を活用することが可能になった。

 
三和土をつくってみよう

三和土をつくってみよう

三和土は数種類の土と消石灰、苦汁の3種類の素材を混ぜ合わせ、叩き締めてつくります。美味しいごはんを炊くとき水加減が決め手であるように、たたき土をつくるときにも水加減が重要です。施工する際には一度に仕上げるのではなく、バームクーヘンのように何層かに重ねるように施工することが美しく仕上げるコツです。三和土は他の仕上げ方と比べて、専門的な技術を特に必要としません。必要なのは愛情と根気とていねいさ、そして大粒の汗を拭く大きめのタオルでしょうか。思い出の貝殻や石、ビー玉などを入れても素敵です。いつまでも家族を温かく迎えてくれる、思い出を込めた三和土づくりに挑戦しませんか。

 

塗り壁の四季「消えゆくたたき土間」

塗り壁の四季「消えゆくたたき土間」

土間とかニワ(庭)とは、家の外であれ、内であれ、しかるべきところに地をならしてできた、硬く平らな場所のことである。この土間やニワをつくるとき、地べたの土をたたき締めることから、それは「たたき」といわれ、屋内の土間や軒下の犬走りのことを「たたき」と呼ぶようになった。

 

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