30坪強の五角形の敷地、3方道路、東側道路の先は3mほど高くなり、ひらけている 2階居間、道路に沿って床も天井も上がってゆく・・・ イメージはすぐ出来たけれど、コストの都合で大幅に面積を減らさねばならない さて、どこを削 …
2020/04/07
よぼよぼの爺さんが、よたよたと歩いていた。 とても遅い。 普通の人の五分の一ぐらいの速さだ。 じっと見ていても眠くならないところをみると、 「能」の動きよりはまだ速いということか。 よたよたの割に身体がぶれないのは杖のせ …
2020/03/31
群馬県榛名山の南側、東に遠く高崎市街が見下ろせる山麓の町に、田中敏溥建築設計事務所との共同設計「榛名の家」が完成しました。 敷地はそれなりに広く、南側を向くことも可能でしたが、より景色が広がる東側に向いた設計になりました …
2020/03/26
コンクリートの家の上棟。家族そろってやってきて奥さんが 「あたし こんな家、住めない!!」 何で なんで なんで~! 「だって、屋根がないんだもん!」「こんなの 家じゃない!!」 え~~ どうして! どうして!! 奥さん …
2020/02/28
玄関の表情は、時と場合によって様々。 固く閉ざされた重厚な建具の場合もあれば、外と内を緩やかに隔てるときもあります。 透明のガラスが入った縦格子の玄関引き戸に嵌め殺しの袖ガラス。 外から内部が透けて見えます。 ポーチ床に …
2020/01/14
以前こちらで模型を紹介した「市川の家」が昨年11月下旬に上棟しました。 従来ならば晴天が続く季節ですが、昨年は雨が多く、何度も上棟日が延期となりました。 さらに、細い道路が入り組んだ奥に敷地があり、レッカー車が入れないと …
2020/01/13
ヨーロッパの職人が昼間に作業するのをTVで見て驚いた。なんと窓に背をむけて仕事しているのだ。いわゆる手暗がり、補助の照明もない。日本人だったら窓に面とむかって手元を明るくする。そうして細かな作業するのが常識なのに・・・ …
2019/12/27
東京都稲城市の大丸建設さんのオープンカフェの「住まいの相談会」にURAが協力しています。 12月14日(土)は中村が参加します。 時間/10:00から15:00まで 場所/大丸建設事務所(稲城長沼駅から徒歩5分) 予約不 …
2019/12/10
だいぶ前のことだが、製材所の大きな倉庫でふしぎな階段と出会った。 段板の巾が左右で違っていて、広い方に足をのせて昇る、つまり一段に片足しかのらないのだ。一見するとどう昇り降りするのか見当がつかない。段板は互いちがいに右足 …
2019/12/03
田中敏溥建築設計事務所との共同設計、実に12年ぶりのことです。 信州は佐久穂町に竣工した平屋建ての住宅。 東西に長い敷地ですが、西側の桜並木を望むべく、あえて西向きに計画しました。 アプローチとなる東側道路からの間口には …
2019/11/28
東京の地下鉄はどんどん深くなる。 新規の路線が既存のトンネルの下をくぐって造られるせいだろうが、そのたびにエスカレーターが長くなる。 長いながいエスカレーターに初めてのったとき、正直こわい思いをした。人の少ない時間帯なの …
2019/11/25
2階に設けた自称フリースペース。 名前の通り多目的に使われるスペースと考えています。 階段や吹き抜けに併設し、本棚やカウンターを設け、より開放的な空間を創り出す場合が多いでしょうか。 音楽を聴いたり本を読んだりと、一人の …
2019/11/04
寒露・菊花開 家族が一室で集うことがあっても、食事以外で、皆で一つのことで過ごす時間は案外少ないものです。 そんな時、お互いの距離感を保ちつつ心地よい時間を過ごすには、家具選びが重要です。 ダイニングチェアだけでなく、ソ …
2019/10/17
三角形の36坪ほどの敷地 外壁後退があり、 東側に駐車スペースを確保して、 建てられる部分を目一杯使ったらこんなカタチに・・・ (3階建て、図は2階部分) 曲がりながら上り下りする階段がなかなか心地よい 着 …
2019/10/15
現在進行中のプロジェクト「市川の家」の模型です。 1階に必要な要素が多く、2階は少ないという構成です。 吹き抜けで1階と2階を繋ぎ、素直にひとつの屋根を架けました。 敷地は古くからある住宅街の一角なので、道路側の軒先を低 …
2019/10/08
屏風(びょうぶ)や衝立(ついたて)は、建具の一種と考えると分かりやすい。しかも場所を選ばず移動できる建具である。 建具一枚では自立できないから倒れ止めの足をはかせる。それが衝立。二枚をつないでL字に曲げれば屏風になり、枚 …
2019/10/01
今更ながら技術の進歩には驚かされます。 こちらは完成後に撮影した写真 こちらは、実施設計が終わった際に作成したCG 最初見た時、「え、もう工事終わったの」 「いや、着工してないし、現場見てないし」と頭の中が混乱しました( …
2019/09/20
板の間を合わせて4帖の畳の間。ご主人の書斎というのか、本を読むための自分だけのスペースを、ということだったように記憶しています。 キッチンを見下ろせるようなロフトを造ってほしいというのが最初の希望。なぜキッチンかというと …
2019/09/13
白露・草露白 先日、「高松の家」を写真撮影のために訪ねました。 軒がある家は、日差しや雨を遮ってくるので、自然から身を守ってくれる安心感があります。 片流れの屋根の主屋と、切妻の屋根の車庫が南北に並んでいます。 車庫の屋 …
2019/09/10
地方では造る機会が少ない2階のリビング 勾配天井にできるし、空がよく見える。 構造的に1階に壁を多く配置できるし、キッチンの内装制限も適用外になる。 でも、庭とのつながりが無くなる。 地方の場合は敷地が広いので、殆ど1階 …
2019/08/14