集落景観を眺めて

秋分・水始涸

熊本県水俣市の市街地から山間へ向かい、古くから湯治場として知られている温泉郷「鶴の湯温泉」に行ってきました。
その地名は傷ついた鶴が湯浴みするのを見て名付けられたそうです。

日本のどこにでも見られる山間集落ですが、全体を見渡して気付いたことがあります。

この温泉郷は山間を流れる川に寄り添って出来た集落です。
(写真には写っていませんが、手前の建物の下に川が流れています)
川の流れに沿って道が作られ、道の両側に集落が作られ、そして集落の背後には美しい棚田が山の傾斜に沿って作られています。

川の流れと山の傾斜に沿って、道、家、棚田が作られているので、集落全体に一体感が感じられます。

「山間集落」は地形に寄り添った暮らしが作り出した、地域デザインの一つです。

地域デザインて、本当に素晴らしいものですね。

集落景観