NOMURA SILK MUSEUM を訪ねて

愛媛県西予市野村町野村

NOMURA SILK MUSEUM

「西予市野村シルク博物館」は絹織物の資料や、明治初期に始まった蚕糸業に関わる歴史的資料、生産の際に使用した道具などが展示されている。1953年にはエリザベス女王2世の戴冠式において、最も良質な生糸として女王のドレスに採用され、また20年に一度行われる伊勢神宮式年遷宮の御用生糸の使命を担うなど国内外で高い評価を受けている。

野村町出身で岡山県倉敷市在住の墨彩画作家角藤博敏さん(73)が故郷の風景を描いた2度目の作品展が開かれている。2018年の西日本豪雨(野村ダム放流大水害)をきっかけに地元開催を念願していた角藤さんは「地域内外の人に野村の魅力を感じて欲しい」と。角藤さんは豪雨後のあの悲惨な情景を思い出しながら「野村には立ち上がる力があると信じている」「ふるさとの誇りを再発見してくれたらうれしい」と語られた。