内と外

坪庭

前々回ご紹介したインナーテラスのある家。屋根が架かっているこの空間は内ではなく外。せっかく架けた屋根には穴が空き下部には坪庭。市松模様の網戸の奥は内。その奥はまた外。内で外のような空間を縁側、外で内のような空間をピロティと呼んだりする。ここはその中間あたりに属する。し、そのどちらでもあるとも言える。「内のような外は外のような内かもしれない。」などと言うともう訳がわからなくなるが、そういった場所に限って居心地が良いのはなぜか。理由はわからない。家から外出すれば家に帰りたくなり、家に居れば外出したくなる。屋根付き露天風呂ではないが、そんな相反する状態が同居している空間に興味がある。機能を満たした野趣とでも言うべきか。名前がインナーテラスで良いのかも実は思案中。