木造の新潮流

芒種・腐草為蛍

先日、ヘルマン カウフマン(Hermann Kaufmann)氏の講演会に参加して来ました。

氏はもともと大工の家系の出身で、身近に木を扱う環境で育ち、木に親しんできたと自己紹介。講演中は、優しい語り口でユーモアを交えながら、一つ一つの事例を丁寧に説明されました。

氏の設計する建物には、木という素材が持つ特徴を活かした仕組みがあります。
そこにはコンクリートや鉄と比較して”軽さ”を活かしています。
プレハブ化により高品質なものを輸送する事が出来、短時間で組み立てる事が可能になり、集合住宅やオフィスビルも短期間での施工が実現しています。

「設計者と工務店は恊働することで、新しい時代へ一緒に進んでいき、近代的な新たな木造の可能性がそこにある」という、氏の言葉がしっくりくる講演会でした。

木造の新潮流