2012年10月 の記事一覧

青参道

10月後半になり、ようやく暑さも落ち着いて

街中散歩にはぴったりの季節。


表参道・青山方面をブラブラとしていたら

美味しそうなパン屋さん – bread works- を発見

bread works

 

お昼ご飯を食べたばかりで、かなり迷ったのですが、

店頭に見える焼き立てパンに心を奪われ…。

パン

クロワッサンを買って、テラスでパクリ♪

サックリした食感が最高でした♪

パン

 

そのあと、少し裏側の道を歩いていると

「青参道アートフェア 2012」のポスターや風船が!!

青参道アートフェスタ

予定がありゆっくりは見られませんでしたが通り沿いには

個性的なお店や、おしゃれなお店がズラーリ♪


チルチンびと広場に掲載中のfabre8710さんも参加しているそうなので

改めてゆっくり散歩しに行きたいと思う

amedio(*^^)vでした

 


秋色の展示

flowers primitiveの西別府さんのリース展を見にvigoとアートサロンARKへ。

西別府さんの作品は花の美しさだけでなく面白さ、強さ、脆さ・・・今まで気づかなかったようなさまざまな花の性質を発見することができて、見るほどに惹きつけられる。ハッとするような派手さや華やかさではなく、他の何をも邪魔しないのだけれども、静かに深く存在感を放っていて、花の生命力を感じられる。置いてあるだけで確実にその場の空気が変わって、じわじわと西別府さんワールドに染まっていく。先日教わった「花と遊ぶ」ことを思い出した。西別府さんご自身が花と遊ぶことが大好きで、それを存分に楽しんでいることを感じられる、とても素敵な展示でした。

 

照れつつも枝からちょこんと笑顔を覗かせてくれた西別府さん。

 

アートサロンARKのオーナーは羊毛フェルトの造形作家のYOSHiNOBUさん。リアルなのにほのぼのとした、独特の世界感を持つ動物たちを制作している。初めての動物を制作するときには動物園に行って観察し、専門家に話を聴き、針金で骨格を作り、筋肉などの位置も正確にとる。こういった造形の基本は、元々やっていた粘土の時と変わらないけれど、フェルトと出会ってからは毛並みの方向までリアルに再現でき、固まることもない自由度の高さを得たという。フェルト素材の持つ温かさや柔軟性、軽さのせいか、動物の持つ表情自体がユーモラスで可愛いためか、ことさらにキャラクター化しなくても自然と可愛らしくほのぼのとした表情を持つ作品になるのだそうだ。たしかに、動物ってなんかずるいぐらい面白可愛い表情をするときがありますね。その特徴を作品に映し出す表現力がすごいのだ。

 

オーナーのYOSHiNOBUさん。本物そっくりのロバくんは、温かくて、軽いのです。

 

こちらでは定期的に羊毛フェルトのワークショップも開催している。「ここまで教えちゃっていいの?」というぐらい惜しみのない懇切丁寧な指導なのだと来場者の方が教えてくれた。カップルで来た男性の方が夢中になってしまったりもする、なかなか硬派なワークショップのよう。11月は「ヒツジ」と「オカメインコ」。可愛い・・・。もう受付は始まっていますので、モノづくり欲の高まっている貴方!ぜひチャレンジしてみてくださいね。

 

夕方、「古道具屋の西洋見聞録」の塩見さんを訪ねて青山へ。毎週土曜日、全国から素敵なお店が集まってくるアンティークマーケット。ふと出展ショップカードの中にさきほどのflowers premitiveさんのお名刺を発見。繋がっている~今展示に行ってきたばかりですよ~! などとあれこれよもやま話をしているうちに日も暮れて、だいぶ気温も低くなってきたのに客足は途絶えない。

塩見さん、今日はちょうど”古道具店主コスプレ”だったそうです♪

みなさんも、秋風に誘われて、自分だけの宝物を見つけに出かけてみてはいかがでしょう。

 

 

 


空での芸術♪

ある日の休日、ベランダにいた旦那さんから

「おぉ~いぃ~!!来て来て来て来て!!」

の声。

 

何事かと思って行ってみると

 

「ほら、すごくない?!龍みたいじゃない?!?!」

 

と空を指差していました。

 

 

確かに!!左側が頭で、龍が昇っているような

雲の形!!!

 

 

なんか、いいもの見たねぇ…。

と二人でしばらくぼんやりベランダからの雲を眺め

これまた、のんびりした休日の一コマとなりました。

 

芸術の秋!

空を見るだけでできる

芸術の楽しみ方はいかがでしょ?

 

amedio(*^^)v

 

 


たわしの伝道者あらわる

金曜の晩、東京にくる用事があったということで、高田耕造商店の3代目、高田大輔さんが事務所に遊びにきてくれました。

 

たわしそっくり!?な高田大輔さん

 

棕櫚はかつては紀州の重要な産物だったのが、いまでは輸入品の棕櫚やパームヤシのたわしにとって代わられ、需要がどんどん減って棕櫚山もなくなっていったのだとか。ここでもまた杉や檜と同じく、大量生産大量消費の波に飲み込まれ、衰退する産業、荒廃していく山・・・高田さんは、それまでやっていた調理師を辞め、家を継ぐことになってから、国産の棕櫚たわしの良さをあらためて学んだそう。これなら「たわしは固くて痛くて」という一般的なイメージを払拭していけるという思い、また実際使う人々からの反応があまりにもいいことなどから、数々の失敗にもめげず良質の国産棕櫚の皮を求め、安定的に供給をしてくれる人を確保し、地道に国産棕櫚たわしの普及に勤しむ情熱の3代目! その活動が色々な他分野の職人さんとの繋がりを産み、棕櫚山の再生活動にも繋がっています。

 

国産の棕櫚でつくったたわしの手触りは最高。いつまでも触っていたくなるほど、滑らかで程よい固さで、身体を洗ってもさぞかし気持ちよさそう。実際、頭をシャンプーなしで洗ってもツヤが出るのだとか。その他、料亭で野菜を洗うのにつかわれたり、染物職人さんが布を洗うのにつかわれたりと、良い物を求める人々に「このたわしでなくては」と言わせる、極上の使い心地なのです。もしお近くで見つけたときは、ぜひ手に取って触ってみてくださいね♪

 

 

色々な形のたわし。職人の技でできる最小のものは、ストラップに。かわいい!

 


秋旅3/3[長野県・白骨温泉/諏訪大社]

[長野県・白骨温泉/諏訪神社]

秘湯はたいてい、しつこい山道をクリアしなければ到着しない。ひとつ間違えれば、転落してしまいそうな、細くうねる山道を、ひたすら進み、やっとたどりついた白骨温泉。このホッとする感じは、歓楽街としてではなく、江戸・元禄時代に湯宿が建ちはじめ、多くの湯治客が訪れたという、湯治場としての温泉だからだろうか。湧き出したときには透明な湯が、空気に触れて白濁する、湯が豊富で、新鮮な湯がとてもぜいたくだ。この温泉で炊く温泉粥は名物でもあり、消化器系の臓器の血流と、働きを良くするそう。しみわたるようなお粥は、じんわりとおいしかった。以前、温泉偽装で話題になってしまったことがあったが、現在は信頼を回復しているようだった。旅を重ねて最近は「露天や野天」より「内湯」の方が好きかもしれない、と感じている。

諏訪大社は、長野県諏訪湖の周辺に上社本宮、上社前宮、下社春宮、下社秋宮の4つの境内がある神社で、7年目ごとに行われる御柱祭でも有名だ。なんと、こちらの手水舎は湯気のたつ温泉だった。東参道から布橋と呼ばれる67mもの長い廊下を渡って、上社本宮に参拝し、ご朱印をいただき、旅のしめくくりに感謝した。

今回の旅では、その土地土地の、歴史ある旅館に宿泊させていただいたのだが、夜はその歴史の深さゆえ、いろいろと想像をめぐらせ過ぎ、根拠のない恐怖と、病み上がりという体調のため、眠れない夜が続いてしまった。想像するより、断続的な木のきしむ音は恐ろしいものだ。次回の旅は、ホテルに泊まろうかな…と思ったのでした。


秋旅2/3[岐阜県・飛騨高山美術館/高山の古い町並み]

[岐阜県・飛騨高山美術館/高山の古い町並み]

飛騨高山美術館は、16世紀から20世紀の、世界中から収集したガラス工芸品を収蔵する、1997年に開館された美術館だ。丘の上に建ち、高山の町を一望できる、すばらしいロケーション。紅葉には少し早かったが、秋の澄んだ高い空と、冷たい風が気持ちよかった。

吸い込まれるような質感の、香水のガラス瓶たちが数点展示されていた。驚いたのは、ガラス瓶の外箱も、非常に良い状態で保存されていることだ。どんな方が、この香水を身にまとったのだろう。ショーケースの中のガラス瓶は、実際に手にとって、触れてみたい衝動にかられた。※飛騨高山美術館の館内撮影は許可されている。

 

古い町並みが残る飛騨高山

提灯を灯した屋台が闇夜にゆれ、伝統の衣装に身をつつんだ総勢数百名の大行列が、お囃子や雅楽などを披露しながら町を巡る八幡祭を控え、高山の町には、すでにお祭りの空気が漂う。

7軒あるという、造り酒屋には酒ばやし(杉の葉を集め球状にした杉玉)がさがり、人力車が数台往来する。軒下には用水が流れ、行き交う人々ものんびりと、時間もゆったりと流れる。平日で人出が少ないせいもあり、風情ある町並みに心休まる。この辺りは、景観整備のため、17:00頃にはどのお店も閉めてしまうのだそうだ。その代り、朝市は毎朝6:00から開催されている。残念ながら、今回は朝市にうかがえなかったので、次回の旅の楽しみにすることにした。

夕暮れ時に、櫻山八幡宮をお参りして、高山の旅をしめくくった。※のんびりと過ごした高山では、写真を撮ることをすっかり忘れて散策した。


秋旅1/3[富山県・五箇山/岐阜県・白川郷]

猛暑のおかげで、今年の紅葉は例年より遅れているそうだ。まだまだ美しい緑が残る10月上旬、富山・岐阜・長野の秋の旅に出かけた。[富山県・五箇山/岐阜県・白川郷][岐阜県・飛騨高山美術館/高山の古い町並み][長野県・白骨温泉/諏訪大社]の3編に分けて記そうと思う。旅の途中で一気に秋がやってきて、季節の入れ替わりを肌で感じる旅になった。

[富山県・五箇山/岐阜県・白川郷]

1995年、ユネスコの世界遺産に文化遺産として登録された、白川郷・五箇山合掌造り集落。五箇山は富山県南砺市にあり、山を背に並ぶ合掌造りの集落は、ほんとうにひっそりと、寄り添っているようだった。養蚕業が有名な五箇山だが、江戸時代、加賀藩の火薬として使用される、塩硝や和紙などが主要産業だったといわれている。また、加賀藩の流刑地となっていたということで、復元された流刑小屋が、全国でも珍しい民族文化財として保存されている。朝、宿から見える山々には、幾層もの真っ白い雲がかかり、雲上にいるかのようか気分になった。日中は、たくさんのとんぼが、川べりをすいすいと泳ぐように飛び回っていた。ほとんど観光地化されていない、この素朴で、のどかな風景が、後世に繋いでいかれるようにと思う。

岐阜県にある白川郷では、ちょうど屋根の葺き替えをしているところを見ることができた。果てしない作業の連続だが、見ごたえがあった。屋根は60度近い勾配で豪雪に耐えられるように形成されている。間近に見た、茅葺き屋根の厚さには圧倒された。日本を代表する村のひとつとして継承していくことは、現在もこの村で生活されている方々の、ご苦労なくして決して成り立たないんだなと思った。

ところで、五箇山も、白川郷も、旅行客の大半が、日本人以外の方々だったのが、なんとも印象的だった。


ウォーキングフェスタ

3連休にウォーキングフェスタに参加しました(*^^)v

 

フェスタ

 

多摩川の河川敷を歩くイベントで

一番長い距離は朝5時出発の50キロ!!

 

他にも自分のペースに合わせて

31キロ、17キロ、9キロ、8キロ、4キロのファミリーコースが選べ

ゴールすると、完歩の証明書ももらえます!

 

私は、散歩気分だったので、4キロのファミリーコースに参加。

 

ファミリーコースだと、受付時間も長いのでお昼過ぎに受付を済ませ

ゼッケンをもらい、いざ出発!

ぜっけん

 

天気も良く、気持いい!

…曇りだったので、私は帽子を持ってこなかったのですが

まさかの晴天…

自分が晴れ女だってことを

忘れてた…(o ̄∇ ̄)o!!

 

河川敷は日よけがないので

旦那さんと交代で帽子をかぶり

お散歩。

 

河川敷なので、秋の虫の声もしました。

4キロもおしゃべりしながらだとあっという間。

途中で、ちょっと休憩を入れたりしながら

のんびりと休日の午後を楽しみました。

 

ゴール地点では、テントがたくさんあり

沿道10区市の宣伝ブース、イベントブースがありました。

テント

 

旦那さんは、フラフープに挑戦してりんごジュースをもらったり

私はじゃんけん大会に参加して洗剤をもらったり…

ウォーキング以外も楽しいイベントでした。

 

特産品のお店では、国立名物「谷保村のほうれん草うどん」を購入。

スポーツの秋の後は、食欲の秋

ほうれん草うどんも楽しみなamedioでした

(●´ω`●)ゞ

 

 

 


沈黙の秋

沈黙の秋

 

新聞を開いたら「古民家除染できず/豊かな里山暮らし奪われた/福島のレイチェル・カーソン/境野米子さんの告発/築170年かやぶきホットスポットに」という見出しが、目にとまった。(『東京新聞』10月9日) 境野さんは『チルチンびと』73号にも、原発事故後、一変した、福島暮らしを描いた。かやぶき屋根の古民家に住む。その、かやの汚染については、この新聞記事でも、こんなふうに、ふれている。

—–「立派なかやぶきですね」と褒められるたびに境野さんは「これが困りものなの」と話しだす。—- 事故後、境野さんは線量計を購入した。周りの地表面が毎時一・二~一・五マイクロシーベルトに対し、カヤ屋根は放射性物質が吸着しやすく二~三マイクロシーベルトと倍近い。庭の木を切ると線量が少し下がったが、現在でも囲炉裏近くや居間は〇・四マイクロシーベルト前後あり、トタン屋根の台所の線量は低い。「かやぶきがホットスポットなんです」—-境野さんは、困り果てて言う。「中間貯蔵施設ができないと、屋根替えもできない。自然に近い暮らしをしてきた人ほど打撃は大きい。うちの暮らしの魅力も九割減です」——

この記事からも、静かな悲しみと怒りが聞こえてきた。


哀しい予感

「今すぐ、ここで、大声で泣きたい」

突然のニュースに、私はそう叫びそうだった。

前職場でお世話になり、尊敬していた方が、30歳そこそこの若さで、先月亡くなった。

どれだけ思い出しても、欠点が見つからない。

穏やかで寛容、決して威張らず、それでいて自然体。

迅速かつ丁寧で的確な仕事っぷりは、上司からも部下からも信頼が厚かった。

長丁場の打合せも一糸乱れず、沈着冷静に問題を次々と解決。

他人の失敗をさらりとフォローし、無意識に弱い立場の人の存在を受け入れ、真摯に接する姿勢は、本当に頭の下がる思いだった。

短い間だったけれど、一緒の仕事に携わることができたことを、心から感謝している。

今までありがとうございました。どうか、ゆっくり休んでください。