雑誌「チルチンびと」別冊30号掲載 栃木県 無垢杢工房㈱イケダ
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2ページ 「キッチンに立っていると、下の子はカウンターでお料理ごっこ、上の子は床で工作をえんえんとやってます(笑)」。そんな時間がとても好きと、奥さまのさんが微笑む。ママ友たちが子連れで週2回以上遊びに来るそうだが、お兄ちゃんのくん(5歳)と男の子たちが2階へ行ってしまっても、吹抜けを通して今誰が泣いた、誰が笑ったとすぐわかり、「安心してお茶してられるのがいいです。他のママたちからは『この家、絶対引きこもれないね(笑)』って言われてます」。特にキッチン側に立ったときに皆から、「ここがこの家でいちばんいい位置」と言われるという。立ってみると確かに、1階から階段、吹抜け、2階と、広く見渡せ、実用的なだけでなく、何とも気分がのびのびする。 家のキッチンまわりはちょっとユニークで、シンク前のキッチンカウンターが、片方はそのままダイニングテーブルにつながり、もう片方は階段前まで伸びる。カウンターとテーブルをつなぐアイデアは、さんが雑誌を見て思いついた。逆側に階段を、と提案したのはイケダで設計を担当する髙山毅さんだ。「お母さんが料理しているのを見ながら子どもたちが階段を下りてくるのがいいなあと思って」。男性ながら料理好きで2歳児のパパである髙山さん、実に柔らかな子ども目線、主婦目線をもつ。話し合ううち、階段前に棚もつくろうということになり、ここに絵本やおもちゃを置いたら、妹のちゃん(3歳)のお友だちのたまり場に。「この空間がすごく良く

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