雑誌「チルチンびと」101号掲載 栃木県 ㈲響屋
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179431南側外観。鉢植えの花が訪れる人を歓迎する。薪ストーブの煙突が猿山邸のシンボル。 2取材時はアジサイのシーズンで、白や紫の花が庭を彩っていた。隣地との境界の木製のフェンスは、ご主人がDIYでつくったもの。 3リビングでくつろぐ夫妻と隼斗くん。庭に面した開口部を大きくとり、景色を楽しめるようにしている。左手には薪ストーブがある。 4リビングの外の縁側は、庭仕事のときに腰掛けるのにも便利。『チルチンびと』に出会った。「掲載されているような木の家が建てたいと思い、栃木県内で『チルチンびと「地域主義工務店」の会』に加盟している響屋さんの完成見学会に行き、木の香りのよさと、歳月とともに味わいが増す点にひかれました」。 その後、土地探しに2年ほどかかったものの、現在の敷地を得て、響屋との家づくりをスタートさせた。「私も妻もどちらかというと田舎育ち。庭をしっかりとって、花やハーブ、野菜を育てたいと思っていました」(浩臣さん)。「実家が平屋だったことと、家族の気配を感じて暮らしたかったので、平屋を希望しました」(貴子さん)。 設計を担当したヒビキデザインの渡辺響子社長は「ご夫妻の希望をうかがうと同時に、ロフトを設けるなど、暮らしが楽しくなるようなプランを提案しました」と話す。夫妻は工事中にしばしば現場を訪れ、大工さんとも仲良くなった。「大工さんが誇りを持って建ててくれるのを見て、とても有難かったです」(浩臣さん)。

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