雑誌「チルチンびと」106号掲載 茨城県 菊田建築㈱
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161寝室書斎キッチンウッドデッキクローゼットリビング・ダイニング56所在地:茨城県鹿嶋市 家族構成:夫婦+犬 敷地面積:341.13㎡延床面積:96.72㎡竣工:2019年3月(工期2018年9月~2019年3月) 設計:菊田建築士事務所 ☎ 029-846-3933 担当:菊田康人 施工:菊田建築㈱ 現場監督:菊田康人 大工棟梁:菊田好則構造形式:木造軸組工法 主な外部仕上げ:  屋根=ガルバリウム鋼板立平葺き 軒天井=化粧垂木杉板厚12mm  外壁=ガルバリウム鋼板 角波 一部杉板張り12mm主な内部仕上げ: 天井=杉板厚12mm、プラスターボード下地9.5mmチャフウォール仕上げ 壁=プラスターボード12.5mm下地 チャフウォール仕上げ  床=杉板厚30mm グロスクリアオイル仕上げ(プラネットジャパン)和室浴室洗面玄関4菊田建築のモデルハウスについての、省エネルギー基準の判定書。田建築は、昭和30年、初代棟梁・菊田五郎により創業。平成12年に、菊田康人社長が「菊田建築」を設立した。 菊田社長は「菊田建築の設立以来ずっと、断熱材にはセルローズファイバーを使っています」とこだわりについて話す。「壁と屋根の断熱材としてはもちろんのこと、床下にもセルローズファイバーを150ミリの厚さで施工し、その上に30ミリの無垢板を敷いています。この仕様の床は、太陽熱を蓄熱して逃がさないので、冬でも床暖房いらずなのです」。 新聞紙を素材とするセルローズファイバーは、断熱性だけでなく、透湿性や防音性にもすぐれる。「当社ではセルローズファイバーに加えて、窓には暖気が逃げないようトリプルガラスを採用し、壁には調湿効果のあるチャフウォールを使うことで、1年中快適に過ごせる家づくりをしています」。平成29年には、菊田建築の標準仕様を採用したモデルハウスが完成。「省エネ適合性判定」により、省エネルギー基準に適合という判定を得た。 富澤邸でも、壁、屋根、床下にセルローズファイバー断熱材を使用している。ひかるさんは「以前の家は2階リビングでも床が冷たくて寒かったですが、この家では足が冷えることはありません」という。誠さんも「夏はもちろん、冬でも裸足で大丈夫なんです。湿度が一定なのも過ごしやすくて助かっています」と話す。菊田建築の標準仕様 セルローズファイバー断熱材菊

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