雑誌「チルチンびと」106号掲載 茨城県 菊田建築㈱
3/6

158の違いに驚いたという。「あれ? と思うくらい気持ちのいい空間で、自然素材の心地よさを実感しました。対応してくださった菊田康人社長のお人柄もよく、菊田建築さんと家づくりをしたいと思いました」(ひかるさん)。 こうして、夫妻と菊田建築との家づくりがスタートした。富澤邸の設計と現場監督を担当した菊田社長は「当社の家づくりでは、無垢材をふんだんに使うことに加え、断熱材は透湿や防音などの効果をもつ新聞紙素材のセルローズファイバーを、壁材は調湿効果のあるホタテ貝殻が主成分のチャフウォールを使っています。富澤邸でも、こうした仕様に基づきつつ、広い庭を効果的にとりこんだプランを提案しました」と話す。 完成した住まいは、ゆったりとしたLDKを中心に、個室や水まわりを配した間取りで、効果的に設けた開口部から気持ちのいい風が吹き抜ける。「庭に面して設けたウッドデッキを奥まらせることで、寝室と和室の通路にもなるようにしました。風通しの面でも効果がありま11年を通して快適に暮らせる家324

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る