雑誌「チルチンびと」79号掲載 茨城県 ㈲福田建設
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P212 右/2階のホール。左手の大黒柱は1階からの 通し柱。堂々たる梁にとりつけたブランコは、 子どもたちに大人気。 左上/継手に大工の技 が光る。 左中/木の香りに包まれる寝室。左 手には広い納戸がある。 左下/2階のホール は、天井を小屋組現しにして高さを感じさせる つくりに。 話し合いました」(ご主人)。伐った木は福田建設の製材所で皮をむき、乾燥へ。その間に希望どおりの土地が見つかり、いよいよ家づくりがスタートした。 和の要素と暮らしやすさが 両立した住まい  武田さんの家の設計を担当した建築家の鴨志田玲子さんは「和を感じるお住まいをご希望だったので、大黒柱、小上がりの畳スペース、漆喰壁、木の腰板など、和の要素を盛り込んだ計画を提案しました」と話す。その計画を実現したのが、福田建設の大工の技だ。福田社長は「うちの大工は家づくりが大好き。この家を担当した大工も、家を建てるために生きているようなタイプだよ」と笑う。武田さん一家は工期中にたびたび現場を訪れ、建てているところを見学した。「大工さんの仕事を見せてもらって、子どもたちは福田社長 や大工さんのことが大好きになりました」(ご主人)。  また、奥さんが「共働きなので、家事のしやすさにもこだわりました」と話すとおり、回遊性のある間取りも特徴だ。「玄関以外はすべて引戸にして、リビングを中心にぐるりと回れる間取りです。リビングを通らずに和室にお客さまをお通しで

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