雑誌「チルチンびと」79号掲載 茨城県 ㈲福田建設
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P210 チルチンびと 「地域主義 工務店」の会 匠の技が叶えた こだわりの和の住まい 美しい木組と、ていねいな仕上げ。 和の住まいを求めていた武田さん夫妻が家づくりの パートナーに選んだのは、腕ききの大工が自慢の地域工務店だった。 写真=川辺明伸 文=上野裕子   いずれは和の趣ある家を建てたいと考えていた武田さん夫妻。土地を探していたある日、ご主人が街で建設中の福田建設の住宅を見かけたという。 「ひと目見て、どっしりと風格があって、いい家だなあと思いました。早速ネットで福田建設を検索して、すぐに話を聞きに行ったんです」(ご主人)。それまでは、住宅展示場な どを見学していたが、自分たちにしっくり来る家に出会えない状態でいた。「それが、福田定利社長と会ったら、人柄にすっかり魅せられてしまって。さらに、実家の近所のお寺 の建物も手がけていることがわかって、親近感も感じました」。  和の味わいある家にすること、県産材をはじめとする自然素材をふんだんに使うこと―武田さん夫妻が思い描いた家を建てるのに、福田建設はぴったりのパートナーだった。 「社長にお話を聞いた帰り道には、福田建設さんと家を建てようと決めていました」(奥さん)。  こうしてとんとん拍子に話は進み、「まずは柱になる木を伐ろう」と、土地を探しながら木の伐採を行った。「樹齢60年の地場の杉を伐らせてもらったのですが、倒れたときにその重さを実感しました。木端をもらってきて、柱が立ったところを想像しながら、家族で住まいのイメージを 茨城県 福田建設 上/小上がりになった畳スペ ースは、ベンチがわりにも。 奥の引戸は洗面・洗濯室に続 く。 下2点/休日のランチ に家族でチーズフォンデュを いただく。器はすべて、地元 在住の陶芸家・髙野利明さん の作品。

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