雑誌「チルチンびと」88号掲載 福島県 ㈱増子建築工業
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夫妻ともに畳のある家で育ち、ほしかったという和室。テレビ台はネットで見つけたショップにオーダーしたもの。 「いつかは家を建てられたら」と考えてはいたものの、明確なイメージは描いていなかったという佐藤さん夫妻。そんなある日、奥さんのいとこが家を建て、その完成見学会に招かれた。「その家が無垢の木をたくさん使った家だったんです。木の風合いがとてもよくて、二人で『こういう家がいいね』と意見が一致しました」(ご主人)。「それからは、家づくりを本気で考えるようになり、土地を探し始めました」。 土地探しと並行して、家づくりのパートナーである工務店についても調べ始めた。「もともと地元に密着した地域工務店がいいなと思っていました」と話すご主人。夫妻で何社かの展示場を見学する中で雑誌『チルチンびと』と出会い、「地域主義工務店の会」会員社である増子建築工業のモデルハウスを訪ねた。「無垢の床のぬくもりと薪ストーブの暖かさに感激しました」と奥さんが振り返れば、ご主人も「間取りなどはもちろんのこと予算面も含めて、私たちの希望を親身になって聞いてくれ、自社の考えを押しつけない姿勢に誠実さを感じました」と頷く。「いつの間にか僕の中でのナンバーワンは増子建築工業さんになっていて、その座は一度も揺るぎませんでした」というご主人の言葉どおり、同社を家づくりのパートナーとして選んだ佐藤さん夫妻。幸いにも希望していたエリアに広めの土地が見つかり、家づくりがスタートした。無垢の木の質感にひかれ家づくりを決意吹き抜けからリビングを見下ろす。「火をつけると、自然とストーブの前に集まりますね」(奥さん)。168

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