雑誌「チルチンびと」80号掲載 福島県 ㈱増子建築工業
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とする住まいを、確実にお客さまに 届けたい」という増子社長の願い がある。「慢性的な職人不足に加え、 東日本大震災の復興需要による人手 不足も手伝って、家づくりの現場で もコストが上がったり工期が遅れる といった状況がある。適正な値段で 工期を守りつつ、県産材で大工技の 光る家を建てるためには、自社でで きることを増やすのがいちばん確 実」。挑戦を続ける増子建築工業の 今後に、ますますの注目が集まる。 左から、熊田敦也さん、伸子さん、大 我くん。雄大くんは野球の練習で不在 だった。右に増子社長、増子則満さん、 則博さん。 上:建具の枠の継手の部分 にほぞ穴を開ける。機械は 昭和30 年代のものを廃業 する建具屋から譲り受けた。 左2点:70 歳近い職人の もとで修業しながら、自社 でも加工を始めている。 下:左から、入社3年目の 有馬正智さん、長澤慧さん と、大和田大三専務。 植栽はこれから敦也さんが少しずつ 整えて行く予定。「夏に庭でバーベ キューするのが今から楽しみです」。 上:明るく使いやすい洗面室。 右2点: トイレには、アイアン作家・成田理(さ とし)さんのペーパーホルダーとタオル かけを伸子さんがセレクト。 手すりの格子の太 さや間隔など、細 部にまで配慮され たデザインのささ ら桁階段。踏み板 とささら桁は松。

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