雑誌「チルチンびと」69号掲載 福島県 ㈱増子建築工業
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和瓦そとん壁通気スリットH-18化粧野地板t-12化粧垂木45×105木ずり通気層t-18タイベックウールブレスt=160ウールブレスt=100タイベックルーフライナー104 化学物質ゼロ、自然素材の省エネ住宅 ─ チルチンびと・地域主義住宅増子建築工業は、大工工務店だ。社団法人・福島県建築大工業協会副会長を務める増子則雄社長(62歳)は、叩き上げの大工棟梁で、社員大工18名を抱え、県産材と県内大工職人で「地域主義住宅」をつくり続けている。東日本大震災後、県内大工を指揮し170棟の木造仮設住宅をつくり上げた。福島県 増子建築工業事例 G邸178冬は、暖かだった家づくりも楽しませてもらったし写真●輿水 進 設計監修●atelier I's 伊藤誠康国交省・長期優良住宅先導的モデル事業に採択された「チルチンびと・地域主義住宅」は、①オール国産材、②52種類の有害化学物質が国際基準値以下、③耐久性は三世代(75~90年)持つとされる最高の等級3、④省エネルギー対策等級も最高の等級4、⑤耐震性能は、数百年に一度の大地震の1.25倍の地震でも倒壊しない等級2、を基準にしている。キッチンから広間を通して和室を見る。大黒柱の右手に書斎コーナーが。薪ストーブ1台で家全体が暖まる。床梁(杉)120×120mm1820mm303mm根太(杉)45×105mm半欠き釘2本打ち床板(杉)30×120mm釘2本打ち高い床剛性をもつ杉板斜め張りを採用しっかり断熱

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