雑誌「チルチンびと」105号掲載 福島県 ㈱増子建築工業
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21345心と体にやさしい環境で暮らす 完成した住まいを見て、堂々とした木組に感心したという毛利さん夫妻。至るところに無垢の木が使われ、立派な大黒柱と杉の梁が圧倒的な存在感を放っている。南北に大きく開かれた木製の窓を開けると、心地よい風が家中を通り抜けてゆく。梅雨のジメジメした気分も、大玉村に来れば体も精神的にもスッキリするという。 「畑から帰ってきて、安達太良山が茜色に染まるのを眺めながら、一杯飲むのが最高なんです」と良之さん。丹精込めて育てた畑は8年目。大好きなワインをつくるため、4年前から葡萄の栽培も始めた。3年目以降に実が成ると言われる葡萄。良之さんは、今年の出来が楽しみだと顔を綻ばせた。1玄関はパントリーへとつながる。2エントランスから玄関ポーチを見る。 3和室は6畳あり、親戚の集まりに対応。 4寝室の窓に障子がなじんでいる。 5ワインのコルク栓をオブジェに。背後に写るのは安達太良山。 6ダイニングからリビングを見る。写真の右側にキッチンや和室、左側にトイレや浴室などの水まわりがある。7リビング中央の薪ストーブ。 8キッチンとダイニングを見る。吹き抜けが開放感を演出する。

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