雑誌「チルチンびと」74号掲載 福岡県 ㈱未来工房
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抜群のデッキが誕生。さらに南側 のゲストルーム、リビング・ダイ ニング、キッチン、浴室のどこで も広大な庭との一体感が味わえる。  玄関、土間、薪ストーブまわり やインテリアなどは、夫婦が特に 気に入っていた同社佐賀展示場 「球磨杉の家」の要素を取り入れ、 色調を抑えることで夫婦の好む落 ち着いた雰囲気に仕上げた。同社 オリジナルの羊毛断熱材と蓄熱暖 房で寒さ対策にも万全を期した。 「崖のデッキもそうですが、特殊 な注文をかなり出したのに、よく 対応してくれましたよね」と大満 足のご主人に、山口さんからは 「野趣に富んだ場所で家を建てる のも、こういうデッキの施工も初 めて。いい勉強をさせていただき ました」と、チャレンジ精神旺盛 な同社らしい返事が返ってきた。  夫婦は福岡で自営業をしており、 現在は週末の別荘として利用して いる。ご主人は養蜂やシイタケ栽 培を始めたそうで、「ここでやり たいことがいっぱいあって。残り の人生で足りるかどうか(笑)」。 理想郷を得た夫婦の人生は、これ からますます豊かに実っていくに 違いない。 上/人が大勢来ても安心なようにと大きめにしたリビングの座卓。下には掘り 炬燵の用意も。正面奥はセミオープン型のキッチン。夫婦二人での団らんはキ ッチン前の畳の間のダイニングで。 右頁/夫婦の要望どおりに土間、リビング、 ダイニング(畳の間)が一つになって、大きな空間を構成する野口邸。左奥の格 子戸は玄関。壁にエアコンを設置しているが、冬は薪ストーブと蓄熱暖房でOK。 夏も通風がよいので、ほとんど使わないそうだ。 夫婦が同社を気に入った理由の一つが、和風に遊び心を加えるアイテム。野口邸では奥さんの要望 した九州の工房が制作したステンドグラスや有田焼のランプシェードで可愛いらしさを演出。  

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