雑誌「チルチンびと」108号掲載 福岡県 注文住宅 ㈱未来工房
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設計を担当した松本さんは「ウナギの寝床のような敷地に合わせて、ハード面からまとめました。法規的な採光の計算から、中庭は必須。隣地の影を避けて光をとれる箇所にはめ殺し窓を配しています」。また旅館のような印象を叶えるために、暖簾を入れられる箇所はあえてドアを設けず、さらに造作建具、左官、襖紙を取り入れるなど細部へもこだわりを散りばめた。「特に左官は、職人さんの技術の賜物です。土間の仕上げ、表の洗い出し。内部の数寄屋窓にしても、塗り込まなければならないので」。

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