雑誌「チルチンびと」105号掲載 福岡県 ㈱未来工房
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1土間の薪ストーブはダッチウエスト。念願の竃は今後、庭につくる予定とのこと。 2土間の流しは、収穫物を洗うのに便利。 3土間に面したギャラリー。藤田嗣治やシャガールのリトグラフが並ぶ。 4吹き抜けを介して薪ストーブのぬくもりが住まい全体に行きわたる。 5鏡はイギリスで求めたもの。 6キャビネットには、夫妻でイギリスで買い付けたアンティーク雑貨が並ぶ。椅子は自作。345689です」(林さん)。一方、野菜については、実家の畑で自家消費分をつくっているほか、休耕畑で無農薬・無肥料の野菜づくりに挑戦するとのこと。「この敷地でも、春には筍やミョウガ、山菜、夏から秋にかけてはショウガや山芋などもとれます。肉や野菜も地域でとれたものを食べられますし、里山の自然の恵みや地元の海の幸をたくさんいただけます。」(林さん)。 1年を通して暮らしてみての感想を聞くと「できるだけ自然に寄り添う暮らしがしたかったので、エアコンを使わない生活をめざし、間取りにも配慮しました。冬は薪ストーブだけで家中して週に1、2回出社しつつ、近所にある実家の田畑や果樹園を手伝う日々だという。「実家でつくっているのは、ミカン、梅、ブドウ、お米など。私の意向で無農薬栽培に挑戦していますが、特に果樹は難しく苦戦しているところ

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