雑誌「チルチンびと」別冊40号掲載 福岡県 エコワークス㈱
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 福岡県は耳納連山を遠くに望む長閑な田園風景の中、コスモスが咲き誇るローカル線の線路脇に、大屋根が特徴の宗貞さんのお宅がある。よく見ると、大屋根には2種類のパネルが所狭しと並んでいる。一つはOMソーラーの集熱パネル、もう一つは太陽光発電パネルだ。特に太陽光発電パネルの量が半端ではない。聞けば8キロワットの発電量というから、通常の倍近いものだ。「仕事柄太陽光発電はぜひ導入したかったんです」と語るご主人の貴洋さんは、太陽光発電を主に扱う電気工事会社に勤務している。その効果は後ほど触れることにしよう。 宗貞さん夫妻は、現在2歳の凛ちゃんが生まれたときから、小学校に入学するまでには自分たちの家を持ちたいと考えていたそうだ。さらに、そう遠くない場所で飲食店を営むご両親との同居も視野に入れていた。「とりあえず、大野城市にある大型住宅展示場に行ってみたんですが、最初に入ったのがエコワークスさんのモデルハウスだったんです」と貴洋さんが振り返る。このモデルハウスは、同社のエコ技術の集大成のような家で、屋根の上に突き出た風力発電のファンを見て、「おもしろそう」と感じたという。「中に入ると、落ち着いウッドデッキや庭でくつろぐ宗貞さん一家。時折ローカル線が目の前を通過する。リビングから庭の方向を見る。ウッドデッキ左手に両親の居室がある。115

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