雑誌「チルチンびと」70号掲載 宮城県 ㈲佐七建設
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213広々とした2階ホール。子どもが小さいうちは仕切らずに。上から/造り付けの棚のあるワークスペース、ロフト付きの納戸、階段。朝、奥さまは階段を下り日の差すダイニングを見ると明るい気分に。 「お二人から並々ならぬ熱意が感じられ、自然に気合が入りました。こちらも100%の力を注いだと自負しています」 その言葉に夫妻も頷く。同社の家に惹かれたのはもちろんだが、うまくコミュニケーションがとれたこともそれに劣らず大事だった、と。なんでも相談でき、親身に応えてくれる相手でないと納得のいく住まいは実現しなかったに違いない。子どもの気配が感じられ安心して家事がこなせる 構造材は柱・梁とも杉。床材は檜。壁は石灰クリームの塗り壁仕上げ。いずれも安全性にすぐれた自然素材だ。建材とあわせて同社が重要とみなすのが温熱環境である。寒冷地で家を建てる以上、気密・断熱への配慮は不可欠。具体的には高性能の断熱材で家をすっぽり包み込む外張り断熱工法を採用、加えて壁内の通気層を二重に設けることで結露も防ぐ。住宅としての「性能」が高いため、暖房方式の種類にかかわらず、ランニングコストは下がる。なお、このお宅では蓄熱式暖房機を設置し

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