雑誌「チルチンびと」104号掲載 宮城県 ㈲佐七建設
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130施主がどんな空間や生活スタイルを希望しているかを抽出していく。夫妻は古民家やカフェ巡りが好きで、リラックスできる空間がいいとアンケートに細かく記載したという。 「オープンな生活がいいというイメージが夫婦ともにあったので、それを生かして形づくっていきました」と佐々木社長は話す。土間や畳リビングなど、古民家のような要素が間取りに反映されている。 「家事も楽ですが、息子が家の中を隅々までハイハイするので、ストレスを溜めないでいてくれるのがありがたいです」と奥さん。開放的な間取りで、キッチンと家全体どちらも回遊しやすい動線になっている。柱で空間がさりげなく仕切られ、どこにいても家族の視線が届く。 夫妻のお気に入りは畳リビングだ。 「畳の柔らかさがいいですね。子どもたちが寝転んだりしても安心感があって」(奥さん)。「私も休みの日はゴロンとなっちゃいます」と、ご主人も笑って話してくれた。国産材のウッドデッキ 畳リビングと庭を繋ぐウッドデッキは、加藤木材産業の青森ヒバウッドデッキ「Bepp in」だ。古民家のような和風の間取りを意識して縁側を希望していた夫妻に、佐七123家族をつなぐ温度差のない快適な空間

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