雑誌「チルチンびと」105号掲載 愛媛県 ㈱西渕工務店
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地域主義工務店の会…②166 「飽きの来ないデザインは昔ながらの日本の建物のよさですね」と語るご主人。木が大好きで、住まいにも木材をとことん使いたかったという。祖父の代から地元の製材業を生業としていた生粋の材木屋で、現在では八幡浜官材協同組合に勤めている。 20年ほど前から『チルチンびと』を愛読していた夫妻。ご主人の地元で建てるなら西渕工務店しかない! と考え、実際の現場を見て即決した。 「間取りは下田さんからの提案で、まったく変更していません」と話すのは、西渕工務店の西渕菊寿社長。以前、建築関係の会社に勤めていた夫妻は、ともに建築士の資格を持ち、事前にプランを考えていた。 「将来子どもが巣立つことを考えて、あえて子ども部屋を一つ減らし、他の用途にも使えるようにしました」と奥さん。余分な部屋をつくらない、明快でシンプルな住まいだ。廊下を最小将来の暮らしを見据えた間取り木材のプロが惚れ込んだ、内子大工の伝統技術による家づくり。粋を尽くした木の住まい設計・施工=(株)西渕工務店愛媛県八幡浜市 下田邸写真=畑 拓123

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