雑誌「チルチンびと」86号掲載 香川県 高陽建設㈱
4/4

237上:南外観。街並みに溶け込むよう、植栽もていねいに選んだ。 右:薄く軽やかな屋根。 左:玄関から家族室方向を見る。右:2室ある子ども室は、ロフトで行き来できる。 左:子ども室2と階段室をつなぐ襖。開けると1階の家族の気配を感じられる。右に高陽建設の西尾社長、左にNさん夫婦。30歳前後だ。さらに「墨付けからできる本物の大工になりたい」と門を叩く若者が後を絶たない。 伝統技術を重んじる同社だが、先だって思い切ってプレカットを導入した。とはいえ木を読む目が求められる墨付けや、要所要所の手刻みで、手わざの良さと合理化の融合をはかっている。この改革により一人の大工が担える仕事も増え、従来の伝統型の自社設計に加えて、建築家による多様なデザインの住まいを手がけられるようになった。今回、田中さんとタッグを組んで始めたシリーズ「natural」もその一つ。大壁ですっきりとしているので和にも洋にもなじみ、幅広い世代の暮らしを受け止める。「派手さはなくてシンプルな家なんですが、よく見るとていねいな納め方をしているところがさすがだな、と」とご主人。 田中さんと選んだシンボルツリーのアオダモも今や見事に枝葉を伸ばす。「木が入った瞬間、家が完成したんだと心から思えました」と声を揃える夫婦。そんなのびやかな暮らしぶりも、家の佇まい、ひいては街並みをつくるのだろう。DATA所在地……香川県高松市家族構成…夫婦+子ども1人敷地面積…251.21㎡延床面積…128.33㎡ (1階79.85㎡ 2階 48.48㎡) 竣工………2014年11月 (工期2014年2月~11月)設計………田中敏溥建築設計事務所 03-3320-5854施工………高陽建設㈱ (現場監督:渡辺 豊) 087-866-2280造園………末澤緑地 087-881-2366構造形式…木造軸組工法主な外部仕上げ 屋根=ガルバリウム鋼板 外壁=杉板 軒天井=ゲーテウォール主な内部仕上げ 天井=土佐和紙貼り 壁=フェザーフィール 床=杉1F2F家族室寝室子ども室1子ども室2和室和室玄関キッチン家事室

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 4

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です