雑誌「チルチンびと」96号掲載 徳島県 ㈱山田工務店
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1夫妻の寝室。K邸は3部屋を和室にした。 2来客用の手洗い。3ご主人が描いたスケッチを見ながら、大工職人が造り付けの棚をつくった。 4落ち着いたやさしい雰囲気を醸し出すK邸の外観。寝室と居間の前にこれからウッドデッキを設置予定。 はじめは、子ども部屋を上階にした2階建ての構想だったが、予算の関係で断念。次にロフトを検討するも、屋根の傾斜から、物置き部屋になりやすいことや屋根の外観のデザインが気になり、最終的に平屋にした。途中、奥さんのお父さんが設計士ということもあって「お父さんのアドバイスを参考に」と、L字型の間取りは決まっていった。 Kさん夫妻が希望していたのは「和風の家であること」や「夫婦が長く暮らしやすいようにすること」。それを軸にイメージをふくらませてが、そのときの記憶は忘れられなかったという。「国産材を使った家にしたいとは考えていましたが、技術まではこだわって考えていませんでした。山田工務店に決めたのは、直感の部分が大きかったと思います」。 1回目の打ち合わせは、阿南モデルハウスで行われた。ご主人は家の内部や建具を描いたイメージ図を持参した。「自分自身がどんな空間を求めているのか整理しよう」と、本などの事例を参考にするのではなく、頭に浮かぶ空間のイメージをスケッチして伝えた。341258

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