雑誌「チルチンびと」95号掲載 岩手 ㈲佐七建設
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「土間自体が蓄熱・放熱するので、想像以上に暖房効果があります」と語る佐々木社長。土間の輻射熱で床や壁も温まり、さらに吹き抜けから2階に暖気が上がるため、家全体がほどよく暖まるという。「休日に農作業をするとき、長靴のまま土間で一服したり、自転車の整備や靴磨きにも土間が活躍しています」とご主人。奥さんも「洗濯物を干す場所としても便利です」と実感を込める。また、息子さんは剣道の竹刀の手入れをしたり、時には素振りをすることもあるのだとか。 Oさん夫妻の楽しそうな話しぶりから、土間が1年を通して家族の生活を快適にし、暮らしを豊かに彩る場となっていることが感じられた。上左/2階の子ども室。建具の上部は吹き抜けとつながっているため、空気が循環する。奥の造り付けの本棚のあるスペースはご主人の書斎。 上右/1階天井近くに棟札を入れた自社製のお堂が設けられている。 左/Oさん家族と佐々木勇士社長(左端)。所在地:岩手県一関市家族構成:夫婦+子ども1人敷地面積:416.54㎡ 延床面積:104.74㎡(1階71.90㎡ 2階32.84㎡) 竣工:2016年11月(工期2016年5月~11月)設計:佐七一級建築士事務所 施工:㈲佐七建設構造形式:在来軸組工法主な外部仕上げ:屋根=ガルバリウム鋼板 軒天井=杉板張り外壁=窯業系サイディング+吹き付け塗装主な内部仕上げ:天井=杉板張り 壁=ナチュラルプラスター(自然石灰クリーム)床=檜ダイニング・キッチン洗面脱衣室子ども室主寝室2F1Fリビング和室浴室書斎吹き抜け吹き抜け玄関土間資料請求番号9505

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