雑誌「チルチンびと」別冊52号掲載 兵庫県 ㈱平尾工務店
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52いい家をつくる工務店の事例景観になじむ住まいを地元の工務店と建てる 入母屋造りの家が建ち並び、伝統的な景観が今なお残る兵庫県南部。かつて播磨国として栄えた頃からの伝統が、今も住まいや暮らしに息づく。そんな地域に生まれ育ったご主人は、「周囲の家並みになじむ家を建てたいと考えていました」と話す。 お子さんの小学校入学を前に、ご主人の実家が所有する土地に家を建てることを決めたTさん夫妻。家づくりのパートナーには、創業明治45年、100年を超える歴史を持つ地元の工務店・平尾工務店を選んだ。「平尾工務店さんは、代々地域に根ざして活動しているところがいいと思いました。決め手となったのは、私の祖父が総代を務める寺の本堂を建てた実績があることでした」(ご主人)。 社寺建築を手がけるなら、腕のよい大工がいるに違いない。そう確信したご主人は、伝統的な木組と和の意匠が際立つ理想の住まいを平尾工務店の営業担当・平尾幸司さんに伝えた。平尾さんは「お話をうかがい、地域になじむ家づくりをという思

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