雑誌「チルチンびと」98号掲載 兵庫県 ㈱平尾工務店
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1土間の隅に鎮座する薪ストーブ。庭の眺めも美しい。 2玄関から土間を眺める。薪ストーブの奥がリビング。 3玄関の突き当たりの壁にはニッチがあり、花が飾られている。123151 兵庫県神戸市に住む前田さん夫妻は、ご主人のリタイヤを機に建て替えを考えた。それまでの家は、築50年以上で、増築を繰り返したため使い勝手もかなり悪くなっていた。二人の娘さんはすでに独立していたが、長女が「いずれは同居も考えている」と言ったため、長女一家も同居できる住まいを建てることにした。 ご主人は建て替えにあたり、「薪ストーブと土間のある家」にしたかったという。中学生の頃まで、江戸から明治にかけて建てられた農家型住宅に住んでいたご主人は、そこにあった土間と〝おくどさん〟(かまど)の火のイメージを、新しい家に再現したいと考えたのだ。 そんな時夫妻が出会ったのは、100年以上の歴史を持つ兵庫県加東市の平尾工務店。実は『チル

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