雑誌「チルチンびと」106号掲載 京都府 ㈱彩工房
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153棚をなくしてすっきりと見せ、鍋などの収納スペースには余白を残して使い勝手をよくしている。「明確な価値観を持っておられたので提案しやすく、よいものを選択する決断力のある方でした」と彩工房の森本均社長は振り返る。彩工房では以前からナラ材のオーダーキッチンを制作しており、要望に確実に応えることができた。 キッチンは、路地に面して玄関に近いところに配した。外で遊んでいる子どもたちの出入りがわかり安心で、荷物の受け取りにも便利と話す奥さん。キッチンの床面は一段下がっているので、リビングの家族とも視線が合う。 初めはリビング階段で回遊できる間取りにしようか迷っていたが、「私たちの生活に合っていて、今ではこの間取りにしてよかったと思います」(奥さん)。リビングなどの寛ぐ空間と、家事をする空間が明確に分かれていることで、生活感を感じさせないところが気に入っているそうだ。 また、キッチンから離れた水まわりに、アイロンかけなどに便利な収納付きの家事室を設け2345

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