雑誌「チルチンびと」86号掲載 京都府 ㈱彩工房
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263薪ストーブの炎を前にくつろぐ奥さんとお嬢さん。レンガの炉台があたたかみのある木の空間に調和する。 敷地探しと並行して、休日には家族で住宅展示場を訪ねることもあった。「最初はハウスメーカーの住宅に興味があったのですが、5年ほど前に草津の展示場で彩工房のモデルハウスに出会ったのです」と振り返るご主人。「ハウスメーカーの家と比べるとコンパクトでしたが、足を一歩踏み入れると雰囲気が抜群によかった。ほかとは異なる自然素材にもひかれました」。その後、現在の敷地にめぐり合ったタイミングで彩工房に連絡をとり、家づくりを依頼した。 石原さん夫妻の希望で、間取りはかつての草津のモデルハウスをベースとしている。彩工房の森本均社長は「モデルハウスの特徴は、広いウッドデッキを介してつながるリビングと和室、和室と水まわりを結ぶ廊下に面した横長の窓などでした。そこに、この敷地を生かすための螺旋階段や対面キッチンなどを盛り込みました」と説明する。 石原邸の中心となるのは、薪ストオープンな外構の緑が住まいを引き立てる上:カーポートからの外観。外壁の仕上げはそとん壁掻き落とし。下:カーポートと行き来しやすい場所に、木製の物置を設置。収納力アップはもちろん、リビングからの眺めもよくなった。

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