住宅雑誌「チルチンびと」109号 滋賀県 彩工房_コピー
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朔太郎君を呼び寄せて、一緒にパエリアをつくり始めた芳夫さん。「いつもみたいにビール飲んで待ってたら? 」と利香さんに声をかけると「そうしようかな(笑)」と、双子たちと遊びながら手際よくテーブルの準備を整える。「休日はバーベキューをしたり、こうやってテラスでご飯を食べることが多いです。平日はどうしても二人とも忙しくて、家族一緒にご飯を食べることもなかなか難しいので、この時間を大切にしたかったんです」。さりげないチームワークに、大学時代をともに過ごした二人の阿吽の呼吸を感じる。子どもたちがプランターのハーブを摘んでお皿にのせると、食卓がいっそう華やかになった。 施工管理を担当した彩工房の中森真澄さんもまた、3人の子どもを育てる母親だが、「冨田さんのところは双子の2歳の男の子ですから、同じ3人子育てといってもうちとは比べ物にならない忙しさだと思いますが、子育てや環境にとてもていねいに向き合っておられ、お子さんへの愛を感じます」と感心しきり。

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