雑誌「チルチンびと」101号掲載 滋賀県 ㈱彩工房
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73庭がなくベランダで植物を育てることで我慢していたそうだ。「子育てが終わり、次に私が育てるのは花や木。難しいけど、生きているから可愛いんです。お庭ができて夢が叶った」と恭子さん。庭づくりを始めて約2年半、園芸店に毎週通って集めた植物も今では150種類ほどになった。庭づくりのこだわりは「景観を損なわないようプラスチックの容器を使わず、冬は暖かい色の花、夏は涼しげな色の花を植え、あとは自然のままに」なのだそう。庭のあちこちからイチゴがのぞき、可愛らしい庭の奥には、大工仕事が趣味の和彦さんお手製のピザ窯が。「いちばん気に入ってるのは実はガレージなんです。道具小屋もあってね。昔から道具を集めてて、今まで活躍させる機会がなかったけど、こっちに越してきてからとても役立ってます」と和彦さん。大工仕事のほかにも、スキーとテニスの趣味に加え、畑を2反(600坪)借り野菜を育て、南側の外庭からの外観。大きな三角屋根が印象的。収穫物は道の駅で販売している。そんな忙しい和彦さんの毎日には〝相棒〟の軽トラックが欠かせない。  この家の設計・施工を手がけた㈱彩工房の森本均社長はアクティブな和彦さんの生活を考え、ガレージから道具小屋と家の勝手口に繋がる裏動線がスムーズに行くように工夫し

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