住宅雑誌「チルチンびと」109号 滋賀県 彩工房
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森本社長は「子育て世代の家を建てるときに、保育所に通っている子どもたちが小学生に上がり、やがて中学生になることを見据えて、どうつくっていくかが重要です。建主さんは今その時の困りごとが気になってしまうので、建てる側がもう少し先のことを考えないといけません」と話す。 できあがった住まいに奥さんは、「素材やデザインと暮らしやすさのバランスがよくて、お気に入りを挙げると全部です」と微笑む。家事室の動線など暮らしやすさを一緒に考えてくれてありがたかったという。奥さんはリビングの床に腰掛け、土間に足をおろしてくつろぐことが多いのだとか。ご主人は、リビングの大きな窓や勝手口からの景色が気に入っているという。育ち盛りの子どもたちは愛犬のハナちゃんと一緒に裸足で元気いっぱいに駆け回り、住まいに楽しそうな声が響いていた。

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