住宅雑誌「チルチンびと」109号 滋賀県 彩工房
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子育て世代の 家事動線 設計を担当した中森さんは「育児で忙しいにもかかわらず、奥さんが家づくりに強いエネルギーをお持ちだったのが印象的でした。北野さんは共働きで年子のお子さんが3人。なるべく洗濯や片付けなど家事がラクになるようにしたいと思いました」と振り返る。「家事動線を考えて浴室と脱衣場、家事室を廊下で隔てています。奥さんの要望でもあった家事室には洗濯機と棚を設置して、勝手口から洗濯物を干しやすいよう計画しました」。洗濯機の音が気にならないよう家事室に扉を取り付ける工夫も。また、植物が好きな奥さんのためにアプローチは小さな庭をいくつも配置して、玄関まで楽しい雰囲気になるよう心がけた。

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