住宅雑誌「チルチンびと」109号 滋賀県 彩工房
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この景色に一目惚れ 玄関ホールからまっすぐに伸びる廊下の窓から青々とした棚田が目に飛び込んでくる。「日本の農村の原風景のような景色に一目惚れ。ここの土地が忘れられなかった」と声を揃える夫妻。帰宅してすぐ目に映るこの風景に、自然とつながっている実感が湧くという。彩工房の森本均社長は「玄関扉を開けた先に見える窓と食卓の高さも70センチに揃えています」と話す。室内に見えてくる線を整理すると、シンプルな空間美が生まれるという。 若い頃から自然が好きで登山などのアウトドアに親しんでいた奥さんは、「木に囲まれて生活できたら幸せだろうな」と思い、インターネットで無垢材の家づくりをする工務店を探していた。「彩工房さんは自然素材にこだわった無垢材の家づくり。しかも日本の山で採れる杉や檜をふんだんに使われていて、環境への想いも共感できました」と奥さん。予算の不安もあったなかで、森本社長やスタッフの中森真澄さんの人柄に触れ、その真摯な対応に安心してお願いできたと振り返る。

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