雑誌「チルチンびと」88号掲載 三重県 ㈲トヤオ工務店
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204ペースも、すべて実現しました」と話す。その一つが大きな居間。庭仕事に関した作業を、土の汚れを気にせずにできる。二つめはオープン・キッチンとつながる広い居間。大人数で集まることができ、料理しながら会話に参加できる。 三つめは、開放的な多目的ルーム。ヨガのインストラクターである奥さんは、やがては自宅で教室構造材には三重の檜を用いている。 「山小屋風にしたい」という奥さんの要望には、柱と柱の間に横板を落とし込む板倉造りの手法を取り入れていて、見た目にも整然として美しい。  間口を広く取った大きな平屋の森北邸。奥さんは「欲しかったス住まい手の思いに応える家づくりをめざしている。 施工は昔ながらの手刻みを踏襲し、木はすべて国産材。杉を中心に檜も使う。「三重でとれる檜です。良材で価格が手頃で、お客さんに安心しておすすめできます」と、県産材の使用にも積極的。森北邸では「壁も天井も家中全部、木で」とリクエストがあり、梁や柱などの写真4点/アイランド型の調理台を配したキッチンは、配膳も片付けもしやすい。座卓の下は掘り炬燵式。「居間の梁にはハンモックを下げる予定です」とご主人。手料理にも季節や自然を感じる食材を使用。についての要望も、できないと言われましたし」と奥さん。「結局、近隣の市にまで範囲を広げて、2年ぐらいは工務店を探しまわりましたね」とご主人は話す。 そんな夫婦の願いを叶えたのが、いなべ市のトヤオ工務店だ。鳥とや谷尾お眞まさみち道社長は、「うちは木の家の良さを、手に届きやすい価格で追求していくのが使命」との信念で、夢が広がる多目的ルーム

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