雑誌「チルチンびと」96号掲載 愛知県 ㈲小林住建
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1811F2Fリビング・ダイニング主な外部仕上げ:屋根=三州瓦 軒天井=杉板外壁=ガルバリウム鋼板主な内部仕上げ:天井=漆喰、杉板 壁=漆喰床=松、蜜蠟ワックス仕上げ建築データ所在地:愛知県家族構成:夫婦+子ども2人敷地面積:428㎡ 延床面積:132.49㎡(1階99.37㎡ 2階33.12㎡) 竣工:2017年7月(工期2017年2月~7月)設計・施工:㈲小林住建構造形式:木造軸組工法Sさん一家と小林直人社長(右)。「木の家は住むほどに味わいが増すので、経年変化を楽しんでいただければと思います」(小林社長)。宮大工の技を次世代へと継承する上/小林強さん。長年の経験を生かし、若手大工の指導にあたっている。 左端/使い込まれた墨壷。 左/加島伸さん(左)と横山大知さん(右)。二人とも中学生の頃から大工を志したという。小林住建のはじまりは、今から70年ほど前にさかのぼる。三代目となる小林直人社長は「宮大工だった祖父の思いを引き継ぎ『大事につくって、ていねいに直して、長く住む』を当社の家づくりのモットーとしています」と話す。 設計・施工ともに、自社で責任をもって行う小林住建。現在の自社大工は4名で、小林社長の父である強さんが若手の指導・育成を担当している。「墨付けや木取りなど、木の性質を見きわめることから教えています」(強さん)。取材時に工場で作業をしていた加島伸さん(24歳)と横山大知さん(22歳)に話を聞くと「手刻みができる現場で働きたくて、小林住建に入社しました」「扱う木材の質も高いため、大工としてのやりがいを感じています」と、仕事の充実感を語ってくれた。「数は少なくなりましたが、当社では今でも神社仏閣の建築や修繕をさせていただいています。宮大工の技とともに、思いや誇りも受け継いでいきたいと思っています」(小林社長)。鉋をかける。道具の手入れも大切な仕事だ。【情報はこちら】㈲小林住建 〒443-0013 愛知県蒲郡市大塚町仲野46-1 ☎ 0533-59-8085 http://www.kobayashi-juken.com/資料請求ご希望の方は144ページをご参照ください。キッチン寝室ウォークインクローゼット和室収納浴室洗面脱衣子ども室子ども室小屋裏収納

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