雑誌「チルチンびと」別冊37号掲載 愛知県 ㈱kisetsu
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1F所在地:愛知県春日井市 家族構成:夫婦+子ども1人 敷地面積:265.95㎡延床面積:115.04㎡(1階 65.38㎡ 2階 49.66㎡)竣工:2011年3月(工期2010年10月~2011年3月)設計:㈱連合設計社市谷建築事務所(設計担当/越野 俊 佐々木亨)TEL 03-3261-8286施工:Designer’s Factory KISETSU(現場監督/羽田野普裕) TEL 0568-29-6644主な外部仕上げ:屋根/ガルバリウム鋼板 軒天井/杉羽目板 外壁/ガルバリウム鋼板、一部そとん壁(南面・ガレージ)主な内部仕上げ:天井/羽目板 壁/フェザーフィール 床/杉フローリングDesigner's Factory KISETSU 長谷川邸   Data2F気づかない部分に神経を使った。デザインと気づかせないデザインだ。 その設計プランに磨きをかけたのがKISETSUの施工だ。羽田野さんは「期待以上の仕事はするが期待通りの仕事はしない」主義で、施工も「設計以上に仕上げる」のが常。窓枠を例にとれば、指定された枠の厚みをより薄くしたり、サッシをガラス壁に替える提案をして、枠の存在をできるだけ消す努力をしている。そこまで徹底する理由を羽田野さんは、「シンプルに見せる施工は技術的には非常に難しいんですよ。でも、余分なものをそぎ落とすことで、家のクオリティは高まります」と説明する。 そのためには、プランニング段階はもちろん、施工現場でも越野さんと綿密に検討する。新たな提案や変更も辞さない。そんなシーンを何回か目撃した長谷川さんのご主人は、「最後の最後まで、この家がよくなるよう考え続けてくれている。うれしかったです」と話す。 奥さまの望んだ「スムーズな家事動線」も、キッチン近くに水回りを集めて実現した。「デザイン性と住み心地は両立しないというイメージを覆してくれた」とご主人。「キッチンに立って、主人や娘の姿を見られるのがいいですね。キッチンをきれいにしたくて掃除癖がつきました」とは奥さま。そして「妻がパンを焼いたんです。リビングがパンの香りに満たされて、うち、パン屋みたいだなあって」と話すご主人の、何と幸せそうな顔!左/昼間は落ち着いた雰囲気。 中上/デッキの脚部を隠しスッキリ感を演出。これもKISETSUマジック。 中下/表札も住まいに合うデザイン。 右/玄関は広く明るい。手前左から真奈弥さん、莉乃ちゃん、聡さん。後列は右から羽田野さん、越野さん、連合設計社の代表取締役、戎居連太さん。31寝室吹抜子供室1子供室2子供室3デッキ車庫和室リビング・ダイニングスタディコーナーキッチン玄関

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