雑誌「チルチンびと」別冊49号掲載 愛知県 ㈲亀津建築
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いっぱいに広がる。都市部とはいえ、自然のなかで暮らしているような気分とのこと。 構造材は、柱が東濃ひのき、梁が県産の杉。壁は調湿性と蓄熱性の高い土壁。多めに入れた断熱材に加えてLDKには床暖房を施しており、冬も家全体が心地よい暖かさに包まれる。休日の過ごし方を尋ねたら、夫妻が楽しそうに顔を見合わせた。「家にいるのが落ち着くから、外へ出る回数が減りました。でも友だちがよく遊びにきて、にぎやかですよ。家族ぐるみの付き合いなので大人はリビングでワインを飲みながらおしゃべりして。子どもたちは階段がお気に入りらしく、上ったり下りたりしています。その姿が目に入るのも安心です」と奥さんがにっこり。 この家に移って2年足らずながら、楽しみ方のバリエーションがぐんと広がった様子のAさん一家。毎日を心豊かに送っていることが、屈託のない笑顔から伝わってきた。上/主寝室。開口から吹き抜けとつながる天井の傾斜が見え、開放的。 中右より/トイレに小物を飾って。 /洗面室。壁一面が棚で日用品が一目瞭然。 /階段を上がったところにスタディコーナー。

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